久しぶりに予定のない休み。
朝起きて一番はじめに自分のやる気があるうちに「今日やりたいこと」をメモした。
段ボールを捨てて、食料の買い出し、そして洗車。
いい天気。
秋がこんなにも秋らしいのは何年ぶりなんだろう。令和さん秋のこと忘れちゃったんじゃないかと思ってた。
買い物中、ふと妻が最近読んでいた本のタイトルを思い出す。
「人生は 気づかぬうちに すぎるから」
いいタイトルだなぁ、としみじみ考えていたら気がつくと肉売り場で小さなステーキを眺めていた。
人生は 気づかぬうちに すぎるから
頭から妙に離れない、リズムの良い言葉。
人生は 気づかぬうちに。
そうか、そうだな。
今日しかできない体験をしよう。
そうして会計を済ませ、398円のお肉が30%オフで手元にやってきた。

うちには、妻に報告せずにダイソーで集めたキャンプグッズが揃っている。
こっそり集めたギアたちはほとんどがまだ日の目をみていない。
今日だな。庭で焼こう、肉。
帰宅し、準備を始めてみると思いの外面倒くさい。
秋なのに日差しだけは「一流の夏です」みたいな顔をしてギラギラと照りつけ、肌を攻撃してくる。
汗をかきながらバーナーやマルチグリドルを用意し、ちょうど良い日陰を探し自宅の庭を右往左往している。
そうするうちに面倒だと思っていた準備も10分、20分と経つとそれがなんだか特別なイベントのような気がして楽しくなってきた。
そうだ。
祭りは準備が楽しいんだ。

妻が読んでいるその本を、自分はまだ読んでいない。
タイトルだけで早とちりして、何かを察した気になって勝手に動いている。
でもきっと「面白かった」と思える瞬間や、心が豊かになる時間を増やすことの大切さなんかも書いてるんじゃないかなと勝手に予想してみる。シランケド。
平均寿命からざっくり逆算すると、自分の人生はちょうど半分すぎたあたり。
人生の満足度とか幸福論みたいなものがうっすら気になる年代ですが、目の前にある「おもろい」を一つずつ拾い上げていけたらいいなと思う。
あ、洗車し忘れた。






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