ブログのネタ探してたんですけど困ったので唐突ですがお勧めの本の紹介をしてみようと思います。

マンガ部門、実用書部門、小説部門みたいに分けようかなと思案中ですがまずはひとつおすすめしてみる。

今回は｢疲れた大人によんで欲しい本｣としてこれをまずオススメしてみますね。

左ききのエレン

今世界で一番好きな漫画はと聞かれたらこれを推したい。

概要

WEBアプリ【JUMP+（ジャンププラス）】にて連載中の漫画。

主人公は広告代理店にて働く若手デザイナー光一。
自らが勝ち取ったはずの仕事を理不尽な理由で奪われ、心神喪失した光一はタクシーに乗り横浜へ。
ついた先は横浜の美術館。
10年前美術館の壁に描かれたグラフィティアートに目を奪われたことを回想しながら高校時代に出会った一人の天才のことを思い出す…。

みたいな始まりのこの作品。ぶっちゃけ読まなきゃわからないくらいくらいの熱さ。
意味わからんくらいの熱量を含んでるんですよ。

ダブル主人公なのでは？なんなら全員主人公なのでは？？ってくらい全員にストーリーがあり葛藤がある。

社会人に刺さる！メッセージ性の濃いマンガ

「いつかきっと何者かになりたい」ともがき苦しむ広告代理店で働く主人公…
アートにおける天才だが人とうまくかかわることができない「才能だけの屑」と自己嫌悪するアーティストのエレン…
登場するほぼすべてのキャラにもそれぞれの想いや主張があるんじゃないかってくらい現実世界のようなフィクションにはまること間違いなし…って言いたいところですがおそらく人は選ぶ作品だろうなと思います。
ただ、何かを頑張ったことがある人や頑張りたかった人には刺さるんじゃないかなーと勝手に思ってる。

ぼくは業界も違うし共感するところなんてなさそう、と思いながら読み始めてみたんだけどそれから何度心にぶっ刺さって何度泣いてしまったかわからんくらいには直球で響きました。

仕事に疲れた時ややる気が起きない時、仕事頑張りたい時…

頑張ることばかりが正義ではないけど頑張りたくなったらこの漫画を処方箋としてお渡ししたい。

セリフがもうたまらん

「体調最悪でも　二日寝てなくても　友達に裏切られても　女にフラれても」

「その中で歯くいしばってひねり出した仕事が　お前の実力の全てだ」

「クソみたいな日に　いいもんつくるのがプロだ」

パズルのような時系列、でもわかりやすい

作中の時間は少しややこしく感じるかもしれないけど最初は2008年と1998年を行ったり来たりしながら物語を深堀りしていくような感じ。そして時間がどんどん進んだり戻ったり。そしてつながていく。最高すぎん？？なにこれ？？
1話は1話じゃない。

何言ってんのって感じなんですけど1話のシーンみただけではわからない情報が実はたくさんあって、作中でどんどん深堀りされることでなぜ1話に至ったのか？など理解が深まるパズルのような作品となっております。
でもじゃあわかりにくいのかって言われたら全然そんなことはなくってむしろすっと入ってくる感じ。
大人の群像劇のようでありめちゃくちゃ少年漫画っぽくもあり。

明らかに大人がターゲットだろってくらい読んでてしんどくなる社会の描写。
作中に出てくるたくさんの天才と言われる人間の才能と苦悩、対比されるように天才になれなかった人たちの努力、苦悩やそれでも前を向く輝きがめっぽうまぶしいんですよ。マジで。

キャッチコピーがエモすぎる

作品のキャッチコピーは

天才になれなかったすべての人へ———

最高だからマジで読んでみて。
アプリは初回全話無料なはず。

ドラマにもなってた

記事書いてて思い出したんだけどドラマにもなってますね。
こちらは実はまだ見てなくて近いうち見てみようと思います。