カットという技術への暑苦しい想いとこだわり

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普段カットについてあまり説明させていただくことが無かったのですがここ数日何名かのお客様に自分なりのカットの持論を説明させて頂いたところとても感心していただけましたので今回はそんなお話。

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最初に。

美容師さんの数だけカットの理論がある、と言っても過言ではありません。

ですので今回の内容に関して言えば他の美容師さんのカットの考え方を否定するようなものではないという事を念頭に置いて読んでいただければ幸いです。←保険

では。

カットに対する想いについて。

【カット】というのはもちろん長さが変わるだけでは無いのです。当たり前だろwと思われるかもしれないでしょうが本当に深い意味でその人の人生を変えるかもしれないんですよね。

自分が担当させていただいている方の【カットをする理由】を聞くと、実に様々な想いがある事に気付かされます。

単純に綺麗になりたい。かっこよくなりたい。いつも同じ状態でいたい。就活中で面接があるから。すっきりして気分転換したい。違う自分を探したい。子供の授業参観があるからキレイなママとしていたい。奥様の誕生日にディナーに行くからビシッと決めてほしい。同窓会で旧友には一番良い自分で覚えていてほしい。初デートでどうしたら良いかわからないけどカッコよくしたい。明日集合写真撮るから。暇だから。本当に様々な理由があります。

ぼくは毎日同じ場所でお客様を待つわけですが、お客様にはドラマがあります。カットした後、またいつもの日常に戻られたり、非日常に飛び込む方もいらっしゃったり。カッコつけた言い方ですがぼくにとってはお客様の何気無い日常もドラマチックです。割と本気で。

子供に一言「お母さん、イイ感じやん」といわれたり、お友達に「えー!めっちゃ切ったやーん!何があったん!?」となぜか心配されたり、ご主人様に気づいてるくせに何も言われなかったり。(世の中のご主人様は気づいたらコメントしよう!笑)

もしかしたら面接でヘアスタイルがバッチリ決まって「君、イイね!」なんて合格が出て人生の大半を占める社会人としての生き場所を得るかもしれない。※もちろんその方の中身が素敵だから合格するんだけどその良さを引き立てるって事です。念のため。

めっちゃドラマチック。

自分のカットしたヘアスタイルは、もしかしたら、というかもしかしなくても、何十、何百の写真に残って何十、何百、下手したら数千の数えきれない位の記憶に残るわけですよ。

そんな中でぼくは決して【カット】に対して譲れない想いがあるんです。

単純に「お客様に(髪の毛を通じて)幸せになってほしい

暑苦しいかもしれませんがこれはガチです。

なので予約いただいた瞬間からそのお客様のデザイン考え始めますし、新規の方ならかなりのパターンを想定して準備しますし、こられた瞬間その方のファッションや表情から読み取れる情報勝手に分析し始める。感覚派の美容師ではなくガチガチの理論派なので考えまくります。そんな風には見えないよう涼しい顔でカウンセリングしてますけどね。

初めてカットさせていただいた方にも、ちゃんと髪の毛の事がわかるまで数回切らせて欲しい、って正直に言っちゃう。これはもしかしたらプロとしてはかっこ悪いのかもしれませんが。プロなら一回でバシッと決めろやっ!って方もいらっしゃるのですが自分は帰った後の再現性をかなり重要視していますので。

そんなこんなで暑苦しいけどこんな事を思いながら2016年もお客様に喜んでいただけるよう全力で美容師を全うしたい所存でございます。

 

こんなわたくしでよろしければ、今年も美容師大久保をよろしくお願いいたします!

ではみなさまごいっしょにぃ〜〜

 

せーの!

 

 

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